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QUESTIONS AND ANSWERS

基本情報

ピオセラン(PIOCELAN)とはどのような素材ですか?

ピオセランはポリスチレンとポリオレフィンのメリットを併せ持つ複合樹脂発泡体で、高い剛性・耐衝撃性・耐油性・寸法安定性を備えた発泡プラスチック素材です。

ピオセランはどのような樹脂を組み合わせていますか?

ポリスチレン(PS)の剛性と、ポリオレフィン(PP・PE)の柔軟性や耐衝撃性を組み合わせています。

ピオセランの特徴を一言で表すと?

ポリスチレン(PS)と、ポリオレフィン(PP・PE)の“いいとこ取り”をした高性能素材です。

特性

耐衝撃性はどの程度ですか?

ピオセランは、圧縮と曲げの特性を活かして衝撃を吸収することが得意であり、高い衝撃エネルギー吸収性能があります。
せん孔衝撃吸収量の比較(発泡倍数15倍)では、EPS比:約1.4倍、EPP比:約1.1倍と、高い衝撃エネルギー吸収が可能です。"

剛性は高いですか?

同倍率のEPPと比較して約3割剛性が高くなります。

耐熱性はどうですか?

自動車メーカーの80℃評価基準で問題ありません。

難燃性には対応していますか?

FMVSS 302の燃焼規格に適合する自己消火性グレードがあります。

寸法安定性は優れていますか?

成形加工時の収縮が少なく、さらに成形後のアニールが不要なため、変形しにくく、寸法安定性に優れています。

断熱性はありますか?

独立気泡構造であるため発泡構造内の空気層により優れた断熱効果があります。

耐油・耐薬品性

耐薬品性はどうですか?

アルコール・酸・アルカリなど、多くの薬品に対してEPPと同等の耐性があります。

耐油性はありますか?

ガソリン、重油、洗油などに対して高い耐油性があります。

EPS/EPPとの比較

EPSとの違いは?

EPSに比べて割れにくく、衝撃強度に優れています。
さらに、表面のオレフィン層により異音が発生しにくく、耐薬品性にも優れた素材です。

EPPとの違いは?

EPPより剛性、衝撃吸収性、寸法安定性に優れ、さらに成形加工コストが安いです。

加工のしやすさは?

発泡成形しやすく複雑形状にも対応します。

ピオセラン2.0

ピオセラン2.0とは何ですか?

環境ソリューションとして役立つ品種を「ピオセラン2.0」として展開しています。使用済みピオセランを回収して再生した「ピオセランRNW」、自動車部材向けに発泡倍率を45倍とし、従来品(発泡倍率30倍)から約30%の軽量化できる「ピオセランLW」などをラインナップしています。

ピオセランLWの最大の特徴は?

白色35倍・40倍・45倍、黒色35倍・40倍でもFMVSS302の自己消火性を維持している点です。

ピオセランLWの軽量化効果は?

LWは高剛性なため、30倍 → 35倍で約14%軽減、30倍 → 40倍で約25%軽減、30倍 → 45倍で約33%軽減が可能です。

どのような自動車部品に向いていますか?

フロアスペーサー、シート芯材、下肢部衝撃材、ツールボックスなど軽量化効果の大きい部位です。

具体的な軽量化実績は?

一部車種から採用が開始されています。従来品に比べ14~33%軽減が可能です。

高発泡倍率でも強度は低下しませんか?

35倍・40倍でも従来品30倍と同等の圧縮強度を維持しています。

耐熱性はどの程度ですか?

80℃×168hrでの寸法変化が小さく、高い耐熱安定性があります。

燃焼速度は?

白色35倍・40倍・45倍、黒色35倍・40倍とも「自己消火性」で、FMVSS302の基準をクリアします。

生産拠点・供給体制

ピオセランはどこで生産されていますか?

積水化成品工業グループの国内外の工場で生産しており、用途に応じて最適拠点から供給しています。

国内拠点は?

20社以上のグループ企業と複数の成形工場があり、QCDに応じた拠点の選択が可能です。

海外拠点は?

北米・欧州・アジアなど複数の地域にグループ拠点があり、グローバル供給が可能です。

グローバル車にも供給できますか?

可能です。世界の複数拠点で材料供給と成形対応ができます。

大量ロット供給は可能ですか?

自動車用途の量産実績が豊富で、大ロット・小ロット双方に対応できます。

生産拠点の切り替えは可能ですか?

複数拠点ネットワークを持ち、BCP対応として生産切替も可能です。

安定供給のための取り組みは?

分散生産、在庫調整、原料調達の多元化などで安定供給体制を整えています。

設計・開発・試作体制

試作から量産まで一貫対応できますか?

素材選定、試作、評価、金型、量産まで一貫対応が可能です。

金型検討も対応できますか?

長年の自動車部材設計経験を活かし、金型仕様検討・試作も対応します。

開発はどんな体制で行われますか?

営業・技術・品質のチームで顧客と共同開発を行います。

環境・サステナビリティ

ピオセランRNWとは?

現在のRNWグレードは使用済ピオセランを回収して再生活用したリサイクルグレードで、バージン材と同等の性能を持ちます。

ピオセランのどのシリーズ・グレードでもリサイクル材は適用できますか?

現状は従来グレードが中心ですが、将来的に適用拡大が検討されています。

環境負荷低減の取り組みは?

SKG-5R戦略に基づき、省エネ・リサイクル・低炭素化を推進しています。

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