ニュースリリース

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ポリエチレン・ポリスチレン複合樹脂発泡体である「ピオセラン」の世界5番目の生産・販売拠点を、自動車部材・IT機器梱包材のコアとしてオランダに設立いたしました

1.「ピオセラン」の国内市場の拡大

 昨今、日本国内の自動車メーカーでは、衝突安全性能の向上が重要な課題になり、様々な部位で安全機能を付与する動きが活発になってきております。また、ガソリン価格の高騰や地球環境保護の高まりに伴う燃費向上ニーズに対応すべく、車体の軽量化を推進しております。
当社では、2002年トヨタ自動車向け自動車EA材(乗員下肢部保護用衝撃吸収材)を皮切りに、ポリエチレン・ポリスチレン複合樹脂発泡体である「ピオセラン」を用いた自動車EA材やフロアスペーサー、バンパーコア材などの納入を国内自動車メーカーに進めてまいりました。特に2006年度は、トヨタの高級ブランド車「レクサスLS460」向けバンパーコア材や、ベストセラー車「カローラ」向け自動車EA材での採用により、売上がさらに拡大しています。

2.「ピオセラン」の海外需要の拡大

 「ピオセラン」は、国内自動車メーカーの海外生産拠点拡大に対応した海外供給体制の構築を進めております。日本・台湾・中国(天津)の生産拠点に続き、2006年11月には、米国テネシー州に生産工場を完成させ現地供給を開始しております。
「ピオセラン」は、その衝撃吸収性能を評価されて、自動車部材のみならず、パソコンなどのIT機器や、液晶・プラズマなど大型テレビ向け梱包材として、特に欧米での供給が要請されています。

3.オランダ拠点設立の経緯

 オランダは、半径500km圏内に約1億人、1,000km圏内に3億人の人口があり、東ヨーロッパを含む欧州の中心にあることや、欧州の中でも陸運、海運、航空輸送の基盤整備が特に発達しています。また、自動車メーカーや、IT関連企業大手の生産工場所在地にも近く、地理的な利点があります。
今回進出したアルメロ市は、オランダの北東部に位置して東側はドイツに隣接し、西のロッテルダム港、スキポール空港と東ヨーロッパを直線で結ぶ高速道路に隣接していて地理的な利便性に優れていることに加え、日本企業初の工場進出として、アルメロ市や東オランダ開発公社の全面的なバックアップを受けられる利点があります。

4.現地会社の概要

  • 会社名:SEKISUI PLASTICS EUROPE B.V.
  • ピオセランの原料および成形品の生産・販売
  • オランダ王国オーバーアイセル(Overijssel)州アルメロ(Almelo)市
  • 会社形態:当社100%出資
  • 会社設立:2007年4月
  • 資本金:1.3百万ユーロ(約2億円)
  • 営業開始:2007年5月
  • 生産開始:2008年10月
  • 生産能力:1,800トン/年
  • 販売計画:2010年度11億円

【ご参考 :「ピオセラン」の特長】

  • 「ピオセラン」は、ポリスチレンの剛性、ポリエチレンの弾性を任意に組み合わせるという当社独自の技術を生かすことにより、自動車部材やIT機器梱包材に要求される高い衝撃吸収性を付与することができます。
  • 「ピオセラン」は、鉄、インジェクションに対してはるかに軽量で、自動車の車体軽量化に貢献しています。また、他の競合発泡樹脂(発泡ポリプロピレン)による成形品と比べても、形状設計により約10〜15%軽くなります。
  • 「ピオセラン」は、汎用の発泡ポリスチレン成形機で成形が可能なことなどから、他の競合発泡樹脂(発泡ポリプロピレン)に比べ、加工合理化により約10〜15%のコスト減となります。

【お問合わせ先】

積水化成品工業株式会社 総務部 広報担当 河村 健作
Tel : 06-6365-3013

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